三重県で古民家リノベーションを成功させる完全ガイド|費用・補助金・業者選び
三重県北中部で古民家を所有している方、これから古民家を探している方、リノベーションを検討している方へ。
三重県内の古民家リノベは、地域の気候・土地柄・建築様式を理解した地元の専門家に依頼するのが鉄則です。
本記事では、創業370余年の親会社をもつ一級建築士事務所「築古stock」が、三重県の古民家リノベの全体像を1記事で完結するように解説します。
物件探し・費用相場・補助金・業者選び・相談の流れまで、判断に必要な情報をすべて網羅しました。三重県外(名古屋・大阪・東京方面)からの移住・二拠点利用をお考えの方にも参考になる内容です。
はじめに:なぜ「三重県の古民家」は特別なのか
三重県、とくに鈴鹿市・四日市市・津市・亀山市・桑名市など北中部のエリアには、明治・大正・昭和初期に建てられた質の高い古民家が今も数多く残っています。伊勢街道沿いを中心に、太い梁、土壁、漆喰、瓦屋根といった伝統工法で建てられた家屋は、現代の住宅にはない深い趣と耐久性を備えています。
しかし同時に、これらの古民家は現行の耐震基準を満たさない、断熱性能が低い、水回りが古いといった現実的な課題も抱えています。さらに、相続や住み手の高齢化により、「住む人がいないが解体するのも忍びない」という空き家問題も深刻化しています。
築古stockは、こうした三重県北中部の古民家所有者の方々から、年間多数のご相談をいただいてきました。本記事では、いただいた質問の中でも特に多かった「費用」「補助金」「業者選び」「相続後の選択肢」を中心に、後悔しない古民家リノベの進め方をお伝えします。
1. 三重県の古民家事情|なぜ今リノベなのか
三重県北中部の古民家の特徴
三重県北中部の古民家には、地域特有の建築的特徴があります。
- 太い大黒柱と曲がり梁:山林資源が豊富だった時代の良材を惜しみなく使った構造
- 土間と続き間:来客や法事を想定した広々とした空間設計
- 深い軒と縁側:高温多湿の三重県の気候に合わせた半外部空間
- 瓦屋根:地元の伊勢瓦や三州瓦が使われていることが多い
- 漆喰や土壁の蔵:母屋と並んで残っているケースが多い
これらは、現代の建売住宅では決して手に入らない「地域性のある住まいの記憶」です。

三重県の空き家率と社会背景
三重県の空き家率は 16.4%(令和5年住宅・土地統計調査)で全国平均を上回って推移しており、特に北中部の旧街道沿いや集落部では、相続後に放置される古民家が増えています。三重県内の空き家は 約143,200戸(令和5年) と報告されており、5年前から 約1万3,600戸(10.5%)増加しています。腐朽・破損のある住宅も少なくありません。
放置すれば固定資産税は上がり、解体には数百万円のコストがかかります。一方、適切にリノベーションすれば、新築では得られない価値を持つ住まい、もしくは収益物件として再生できます。
この選択肢のひとつとして、近年三重県内でも古民家リノベーションへの関心が確実に高まっています。
2. 古民家リノベのメリット・デメリット
リノベを判断するうえで、メリットだけでなくデメリットも正直に知ることが重要です。
メリット
① 新築では得られない「本物の質感」が手に入る
太い梁、無垢の床、土壁の風合い。これらは現代の建材では再現が困難です。本物の素材に囲まれた暮らしは、住むほどに味わいが増します。
② 構造材が良質なため長く住める
戦前の古民家に使われている木材は、現代の構造材より太く長く乾燥されており、適切に補修すれば今後50年、100年と住み継げる耐久性があります。
③ 新築より総コストを抑えられるケースも
土地代がかからず、構造体を活かせる場合、新築よりリノベの方が総額で安く済むことがあります。とくに相続で古民家を取得した方は、土地・建物の取得コストがゼロからのスタートです。


④ 補助金・税制優遇を活用できる
三重県や市町村、国の補助金で数十万円〜数百万円の支援を受けられる可能性があります(詳細は後述)。
⑤ 地域コミュニティとつながる
古民家での暮らしは、近隣の方との交流が自然に生まれます。地域に根ざした暮らしを求める方にとっては大きな魅力です。
デメリット
① 構造補強・耐震改修にコストがかかる
旧耐震基準で建てられた古民家は、現行基準を満たすために耐震補強が必要です。数百万円規模の追加費用が発生することもあります。
② シロアリ・腐朽の調査と対策が必須
長年メンテナンスされていない古民家は、土台や柱がシロアリや腐朽で傷んでいることがあります。事前調査と必要に応じた取り換え工事が欠かせません。
③ 工期が新築より長くなりがち
解体しながら状況を確認していく性質上、当初の見積もりより工期が伸びることがあります。住みながらの工事は基本的に難しく、仮住まいが必要です。
④ 業者の知見・経験で品質が大きく変わる
古民家リノベは、一般的な新築やリフォームとはまったく異なる知識・技術が必要です。経験のない業者に依頼すると、構造を弱める改修や、後悔の残る仕上がりになるリスクがあります。
⑤ 補助金の申請手続きが煩雑
補助金の活用には、申請書類の作成や工程管理が必要です。慣れない方には負担になります。
3. 費用相場の目安|古民家リノベはいくらかかる?
古民家リノベの費用は、工事範囲によって100万円台から4,000万円台まで大きく幅があります。三重県内の実勢では、おおよそ以下が目安です。
| 工事範囲 | 費用目安 |
|---|---|
| 部分リフォーム(水回り・屋根など) | 100万〜500万円 |
| 中規模リノベ(間取り変更を含む) | 500万〜1,200万円 |
| 耐震補強+大規模リノベ | 1,200万〜2,500万円 |
| フルリノベーション | 2,000万〜4,000万円 |
坪単価では40万〜90万円が三重県内の相場感です。また、古民家特有の事情として、開けてみないとわからない「隠れた劣化」(シロアリ被害、雨漏り痕、基礎劣化など)による追加費用が発生しやすく、総予算の10〜15%を予備費として見込んでおくことを強くおすすめします。

📖 費用の詳細は別記事で深掘り解説します
予算別の実例、坪単価の根拠、追加費用が出やすい項目の一覧、費用を抑える具体的なコツについては、近日公開予定の 「古民家リノベの費用相場と内訳【予算別の事例つき】」 で詳しくご紹介します。
💬 古民家リノベの費用、まずは概算だけでも知りたい方へ
築古stockでは、お電話・お問い合わせフォーム・モデルルーム来店のいずれでも、無料のご相談を受け付けています。建物の状況を伺ったうえで、概算費用の目安をお伝えします。
📞 お電話で相談する:059-373-6115
📩 お問い合わせフォーム
🏠 モデルルーム(古民家カフェと古着屋併設/来店は事前予約制)
4. 補助金の概要|古民家リノベに使える支援制度
古民家リノベには、国・三重県・市町村の複数の補助金が用意されています。条件を満たせば数十万円から数百万円の支援が受けられる可能性があり、活用しない手はありません。
2026年度の国の主要制度
国は2026年度、「住宅省エネ2026キャンペーン」という総合的な枠組みで、以下4事業を並走させています。それぞれ併用可能な点が大きな特徴です。
| 制度名 | 主な対象 |
|---|---|
| みらいエコ住宅2026事業 | 開口部断熱を含む省エネ改修(窓工事が必須) |
| 先進的窓リノベ2026事業 | 内窓設置・外窓交換・複層ガラス化など窓の断熱化 |
| 給湯省エネ2026事業 | 高効率給湯器(エコキュート等)への交換 |
| 既存住宅断熱リフォーム支援事業 | 高性能断熱建材を使った断熱改修 |
特に古民家リノベでは、「窓まわりの断熱」と「給湯器交換」はほぼ必須となるため、先進的窓リノベ2026と給湯省エネ2026は強力な味方になります。
さらに、これらに加えて 「長期優良住宅化リフォーム推進事業」(基本80万円/戸、長期優良住宅認定で160万円/戸、子育て・三世代同居加算等で最大210万円/戸)も継続中です。
三重県・市町村の制度
三重県では 木造住宅耐震補強補助 が継続しており、各市町村でも 空き家リフォーム支援 などを独自に実施しています。鈴鹿市・四日市市・津市など、対応エリアの市町村ごとに条件・補助額が異なります。
補助金活用の注意点
- 着工前の申請が必須:契約後に気づいても遡及できない制度がほとんど
- 年度ごとに条件が変わる:最新情報の確認が必須
- 併用ルールを要確認:住宅省エネ2026の4事業は併用可、国と地方も併用可なケース多数
築古stockでは、お客様の状況に応じて利用可能な補助金をご案内し、申請手続きのサポートも行っています。
📖 補助金の詳細・最新情報は別記事で網羅します
住宅省エネ2026キャンペーン各事業の補助額・条件・併用パターン、三重県・鈴鹿市・四日市市など市町村独自の制度の最新情報、申請手順については、近日公開予定の 「【2026年版】三重県・鈴鹿市の古民家リノベで使える補助金まとめ」 にて詳しくご紹介します。
5. 築古stockの対応エリア|三重県北中部を中心に
築古stockは三重県鈴鹿市を本拠地としつつ、北中部の広いエリアにご対応しています。
主な対応エリア
| 市町 | 特徴 |
|---|---|
| 鈴鹿市 | 本拠地。神戸・白子・平田・伊勢若松エリアを中心に多数の実績 |
| 四日市市 | 旧東海道沿いの古い町家、農村部の古民家ともに対応 |
| 津市 | 県庁所在地。津の中心部から美杉・一志方面まで |
| 亀山市 | 旧城下町や宿場町の古民家、関宿周辺など |
| 桑名市 | 旧東海道42番目の宿場「桑名宿」、木曽三川河口エリアの古民家 |
| 菰野町・東員町・川越町 | 北勢エリアの集落部 |
| 松阪市 | 旧城下町の町家、商家など |
これら以外のエリアも、まずはお気軽にご相談ください。エリアによってはご紹介・ご案内できる場合もあります。
まずは「古民家物件」を見てみたい方へ
「リノベの前にどんな古民家があるか見てみたい」という方は、まず物件一覧ページをご覧ください。
築古stockでは、三重県北中部の古民家・空き家物件を取り扱っています。
- 旧街道沿いの町家、農村部の平屋古民家、土蔵付き物件、店舗併用住宅まで
- 各物件ごとに 間取り・写真・現地の様子 を確認できます
現在公開している物件数は限られていますが、ご希望条件に合う物件をお探しすることも可能です。ご希望のエリア・予算・用途(住居/店舗/二拠点利用など)を伺えば、物件探しから一緒にお手伝いします。
「物件選びとリノベ要件をセットで相談したい」というご要望ももちろん承ります。
モデルルーム来店・カフェと古着屋併設のご案内
築古stockのモデルルーム(築80年古民家をリノベ活用)は、事前予約制となっております。来店をご希望の方は、お電話またはお問い合わせフォームから日時をご相談ください。

なお、建物内には 古民家カフェ および 古着屋 を併設しています。
こちらは 営業日であれば予約不要でお立ち寄りいただけます。営業カレンダーは各店舗の公式Instagramをご確認ください。


県外(名古屋・大阪・東京方面)からのご相談も歓迎
近年、名古屋・大阪・東京方面から三重県への移住、二拠点生活、週末古民家を検討される方からのご相談が増えています。
- オンラインでの初回ご相談に対応
- 物件見学は 週末対応・複数物件まとめてご案内も可能
- 移住に関する 生活情報や行政手続きのご相談 にも応じます
遠方の方こそ、まずはオンラインでの情報共有から始めましょう。
6. ご相談から完成までの流れ
築古stockへ古民家リノベをご依頼いただく場合の、一般的な流れをご紹介します。
Step 1:お問い合わせ・無料相談
お電話、メール、モデルルーム来店のいずれかでご相談ください。物件の場所・築年数・現在の状況・ご要望を伺います。
Step 2:現地調査
実際に古民家を訪問し、建物の状態を一級建築士の目で詳細に調査します。構造体、屋根、基礎、シロアリの有無、雨漏り痕、設備の状態などをチェックします。所要時間は1〜2時間程度です。
Step 3:プラン提案・概算見積もり
調査結果をもとに、改修プランと概算費用をご提案します。複数のプランを提示し、ご予算に応じた選択肢をご提示します。
Step 4:詳細設計・本見積もり
プランが固まったら、詳細な設計図と最終見積もりを作成します。補助金の活用がある場合は、この段階で申請準備も並行します。
Step 5:契約・着工
ご納得いただいたら工事契約を締結し、着工となります。工事中は定期的に進捗をご報告します。
Step 6:竣工・お引き渡し
完成後、お客様立ち会いのもとで最終確認を行い、お引き渡しとなります。アフターサポートも継続的に行います。

7. よくある質問(FAQ)
実際にお寄せいただく質問のなかから、特に多いものをまとめました。
Q1:築100年の家でも住める状態にできますか?
A: 構造体の状態次第ですが、多くの場合、適切な補強・修繕によって住める状態にできます。柱・梁・土台のいずれかが致命的に傷んでいる場合は判断が分かれます。まずは現地調査をご依頼ください。
Q2:見積もりに費用はかかりますか?
A: 初回のご相談・現地調査・概算見積もりまですべて無料です。詳細設計の段階から有料となりますが、その時点で改めてご説明します。
Q3:相続したばかりで、家の中の片付けもできていません。それでも相談できますか?
A: もちろんです。築古stockは親会社の佛庄総本店と連携し、遺品整理・仏壇処分・リノベまでワンストップで対応できます。「何から手をつけてよいかわからない」状態の方にこそ、まずご相談いただきたいです。
Q4:耐震診断だけ依頼することはできますか?
A: 可能です。耐震診断のみのご依頼も承っています。診断結果をもとに、補強の必要性や費用感をご説明します。
Q5:工事中は住めますか?
A: 工事範囲によります。部分リフォームなら住みながら可能なケースもありますが、大規模リノベの場合は仮住まいが必要です。
Q6:補助金の申請は誰がやってくれますか?
A: 築古stockがサポートします。申請書類の作成補助、必要図面の準備、工程との調整などを担当します。最終的な申請者はお客様となりますが、実務的な負担は最小限になるよう支援します。
Q7:古民家リノベの工期はどれくらいですか?
A: 工事範囲によりますが、部分リフォームで1〜3ヶ月、フルリノベーションで6〜12ヶ月が目安です。設計期間も含めると、ご相談から完成まで1〜2年見ておくと安心です。
Q8:他社で見積もりを取ったけど、迷っています。セカンドオピニオン的に相談できますか?
A: 大歓迎です。他社の見積もりを拝見したうえで、内容の妥当性や追加で検討すべき点をお伝えします。業者選びで後悔しないために、複数の専門家の意見を聞くことを強くおすすめします。
Q9:まだ物件を持っていません。これから古民家を探したいのですが?
A: 物件探しからご一緒できます。築古stockでは、三重県北中部の 古民家・空き家物件情報 を取り扱っており、物件一覧ページ で公開中の物件をご覧いただけます。
ご希望の地域・予算・用途(住居/店舗/二拠点利用など)を伺ったうえで、リノベを前提とした 「物件選び+プラン設計」セット相談 も承っています。
Q10:県外(名古屋・大阪・東京等)に住んでいます。相談・打合せは可能ですか?
A: 可能です。Zoomでのオンライン面談に対応していますし、週末まとめて物件見学のご案内もできます。三重県への移住・二拠点生活・週末古民家を検討中の方は、まずオンラインでご相談ください。
8. なぜ三重県北中部で築古stockが選ばれるのか
最後に、築古stockが多くのお客様に選ばれている理由をお伝えします。
① 一級建築士事務所としての専門性
築古stockは一級建築士事務所として登録されています。古民家の構造を正しく評価し、耐震・断熱性能を計算に基づいて改修できる設計力が、リノベの品質を支えています。
② 創業370余年の親会社「佛庄総本店」の信頼
築古stockは、1652年(承応元年)創業の仏壇仏具の老舗「株式会社佛庄総本店」が運営しています。地域に根ざして370余年、現在11代目。三重県北中部での長年の実績と信頼関係が、お客様の安心感につながっています。
③ 仏壇から建物まで「ワンストップ」で対応
相続後の古民家には、仏壇の処分・遺品整理・墓じまい・空き家の活用・解体・売買仲介など、複数の問題が同時に発生することが少なくありません。築古stockは、これらをすべて社内とグループ会社で対応できる稀有な体制を持っています。
④ 古民家カフェと古着屋併設のモデルルーム
築古stockの建物内には 築80年の古民家をリノベ活用したカフェ と 古着屋 を併設しています。「リノベ後の暮らしを実際に体験できる」ため、ご相談に来られる方の心理的なハードルが低く、雰囲気を直接感じていただけます。
なお、モデルルームの来店ご相談は 事前予約制 ですが、カフェと古着屋は 営業日であれば予約不要 でご利用いただけます。営業日は各店舗のInstagramでご確認ください(古民家カフェ Instagram / 古着屋 Instagram)。

⑤ 地域密着だからこそできる、長期のアフターサポート
リノベは完成して終わりではありません。10年後、20年後のメンテナンスや、ご家族の変化に応じた追加改修まで、同じ地域で末永くサポートできるのが地元業者の強みです。
まとめ:三重県の古民家リノベ、まずは無料相談から
三重県、特に北中部の古民家は、適切にリノベーションすれば、新築では得られない深い味わいと長期の耐久性を備えた、唯一無二の住まいになります。一方で、業者選び・費用見積もり・補助金活用・相続対応など、検討すべきことは多岐にわたります。
築古stockは、創業370余年の親会社をもつ一級建築士事務所として、三重県北中部の古民家リノベに特化したワンストップサービスを提供しています。
💬 まずは無料相談から始めませんか?
「リノベするか解体するか迷っている」「実家を相続したばかりで何から始めればいいかわからない」「概算費用だけ知りたい」── どのようなご相談でも構いません。
📞 お電話:059-373-6115(10:00〜18:00/定休日:火曜・第2・第4日曜)
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🏠 モデルルーム来店(古民家カフェと古着屋併設):来店ご相談は事前予約制
(カフェと古着屋は営業日であれば予約不要:古民家カフェ Instagram / 古着屋 Instagram)※ 初回相談・現地調査・概算見積もりまですべて無料です。
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著者:築古stock 編集部(株式会社佛庄総本店/一級建築士事務所)
最終更新:2026年6月

















